風穴を開ける(読み)カザアナヲアケル

デジタル大辞泉 「風穴を開ける」の意味・読み・例文・類語

風穴かざあな・ける

槍・鉄砲弾丸などで、胴体を貫く。「どてっぱらに―・けてやるぞ」
転じて、閉塞感のある組織事態などに新風を吹き込む。「寡占市場に―・ける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風穴を開ける」の意味・読み・例文・類語

かざあな【風穴】 を 開(あ)ける

  1. (やり)や鉄砲で胸や腹を突き通す。
  2. 胴体に穴をあける。特におどし文句に使われる。どてっぱらに穴をあける。
    1. [初出の実例]「こいつらは横ぱらへかざ穴をあけて、ふいごのかはりにしてやるべい」(出典:洒落本・卯地臭意(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android