ふうせん‐だま【風船玉】
- 〘 名詞 〙
- ① =ふうせん(風船)②《 季語・春 》
- [初出の実例]「当主多次郎は生半熟の教育が邪魔になりて気ばかり風船玉の如く浮は浮はと上に昇り」(出典:当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉四)
- ② ふわふわとして落ち着かない人をたとえていう。
- [初出の実例]「あの風船玉が、じっと落ち付けるやうになったのは」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉二〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の風船玉の言及
【風船】より
…気球や軽気球を風船ということがあるが,一般にはゴムやビニル,紙製の球に空気や水素ガスなどを入れた玩具のことで,手で突いたり,空中へ飛ばして遊ぶ。おもちゃの風船を風船玉とも呼ぶ。ゴム風船は,1868年(明治1)横浜で中国商人が最初に売りだした。…
※「風船玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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