風配図(読み)フウハイズ

デジタル大辞泉 「風配図」の意味・読み・例文・類語

ふうはい‐ず〔‐ヅ〕【風配図】

ある地点のある期間についての風向の出現頻度を8~16方位に分けて示した図。普通はそれぞれの頻度の百分率を長さで図示し、その端を線で結ぶ。形がバラの花に似るのでウインドローズともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「風配図」の意味・読み・例文・類語

ふうはい‐ず ‥ヅ【風配図】

〘名〙 ある地点で、ある期間風向を連続観測して得た風向別頻度をそれに比例した長さの線分で方位盤上に記入したもの。または、その先端を結んだもの。

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世界大百科事典(旧版)内の風配図の言及

【方位】より

…いずれにしても北を上方とする方位観は,ルネサンス以降TOマップに代わってプトレマイオスの地図などが広く流布するにつれ,人々の間に定着していった。なお,ある地点から見て各方位はどの方角にあたるかを示す記号に,風配図wind roseと呼ばれるものがある。直訳すれば〈風の薔薇(ばら)〉の意で,幾層かの同心円と中心から放射される方位線とから成る。…

※「風配図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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