飛梭(読み)ヒサ

精選版 日本国語大辞典 「飛梭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐さ【飛梭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手機(てばた)に用いる杼(ひ)に対して、機械的に杼を飛ばすバッタンの装置や動力使用の織機の梭をいう。
    1. [初出の実例]「前年客耶(ケヱ)新に飛梭(ひサ)(〈注〉とぶをさ)を作りしとき、群衆乱噪して、客耶を蘭加舎(ランカシャー)より逐ひ出せり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
  3. ( 杼の動きのはやいところから ) 時のたつのが早いことのたとえ。
    1. [初出の実例]「春光荏飛梭、忽対落花心奈何」(出典:羅山先生詩集(1662)五一・落花不語空辞樹)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む