飛鳥尽きて良弓蔵る(読み)ヒチョウツキテリョウキュウカクル

デジタル大辞泉 「飛鳥尽きて良弓蔵る」の意味・読み・例文・類語

飛鳥ひちょうきて良弓りょうきゅうかく

《「史記」越王勾践世家などから》捕まえる鳥がいなくなると、よい弓も死蔵される。用がなくなれば捨てられることのたとえ。狡兎こうと死して走狗そうくらる。

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精選版 日本国語大辞典 「飛鳥尽きて良弓蔵る」の意味・読み・例文・類語

ひちょう【飛鳥】 尽(つ)きて良弓(りょうきゅう)=蔵(かく)る[=蔵(おさ)めらる]

  1. ( 「韓非子‐内儲説下」「呉越春秋‐夫差内伝」などに見えるたとえ ) 捕えるべき鳥がいなくなると弓はしまわれてしまう。敵国を滅ぼすのに功のあった謀臣も用がすめばいらないもののように思われて殺される。用のある時は使われて用がなくなると捨てられるたとえ。狡兎(こうと)死して走狗烹(に)らる。
    1. [初出の実例]「飛鳥尽きて良弓隠るる世のたとへ」(出典:歌舞伎・星月夜見聞実記(荏柄の平太)(1880)序幕)
    2. [その他の文献]〔史記‐越王勾践世家〕

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