食み(読み)ハミ

デジタル大辞泉 「食み」の意味・読み・例文・類語

はみ【食み】

《動詞「は(食)む」の連用形から》
食うこと。また、くらし。
あと」の略。
み物」に同じ。
「或ル片目ナ鹿、海端ヲ廻ッテ―ヲ尋ヌルガ」〈天草本伊曽保・片目な鹿〉

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精選版 日本国語大辞典 「食み」の意味・読み・例文・類語

はみ【食・馬銜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はむ(食)」の連用形の名詞化 )
  2. 食うこと。食べること。また、くらし。扶持(ふち)
  3. はみもの(食物)」の略。
    1. [初出の実例]「シカ ウミバタヲ マワッテ famiuo(ハミヲ) タヅヌルガ」(出典:天草本伊曾保(1593)片目な鹿の事)
  4. ( 馬銜 ) 轡(くつわ)の馬の口にくわえさせるところ。はめ。
    1. [初出の実例]「轡の名所の事、はみ・ほうみ・立聞」(出典:今川大双紙(15C前)馬に付て式法之事)
  5. ( 馬銜 ) 馬を制するため、口に縄をかませて、その端を馬の頭上でしばっておくこと。また、その縄。

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