くい‐のこしくひ‥【食残】
- 〘 名詞 〙
- ① 食べ残すこと。また、その食べ残したもの。くいのこり。
- [初出の実例]「己は鷲の噉(く)ひ残しぞかしと云て詈(の)り付つ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)
- ② ( 比喩的に ) 残り物。余り物。
- [初出の実例]「却って食ひ残しといふ程の遺産はあてがはれてゐたに違ひない」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
たべ‐のこし【食残】
- 〘 名詞 〙
- ① 食べ残すこと。また、そのもの。くいのこし。
- [初出の実例]「お菓子、あってよ、ここに。あたしたちの食(タ)べ残(ノコ)しが」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉眸)
- ② ( 比喩的に ) 残り物。余り物。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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