餠を搗く(読み)もちをつく

精選版 日本国語大辞典 「餠を搗く」の意味・読み・例文・類語

もち【餠】 を 搗(つ)

  1. もちつきをする。
    1. [初出の実例]「その比、水無月の土用、もちつかせければ、男手に豆一二出たり」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下)
  2. 蚊が多数群れて上下し合う。
    1. [初出の実例]「やぶ蚊も軒にもちつく比は」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)
  3. 男女が情を交わす。男女が関係する。性交する。
    1. [初出の実例]「こわい事こたつで餠をつく気也」(出典:雑俳・柳多留‐二四(1791))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android