饗す(読み)ニエス

デジタル大辞泉 「饗す」の意味・読み・例文・類語

にえ・す〔にへす〕【×饗す】

[動サ変]その年の新穀などを神に供える。
「にほ鳥の葛飾早稲かづしかわせを―・すともそのかなしきに立てめやも」〈・三三八六〉

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精選版 日本国語大辞典 「饗す」の意味・読み・例文・類語

にえ‐・すにへ‥【饗・新食】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 神に、その年の新穀を、食物として供えまつる。
    1. [初出の実例]「鳰鳥(にほどり)葛飾早稲を爾倍須(ニヘス)ともその愛(かな)しきを外に立てめやも」(出典万葉集(8C後)一四・三三八六)
  3. 春に田をつくる。〔易林本節用集(1597)〕

きょう‐・すキャウ‥【饗】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙きょうする(饗)

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