首落(読み)くびおとし

精選版 日本国語大辞典 「首落」の意味・読み・例文・類語

くび‐おとし【首落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 首を切り落とすこと。
  3. 操り人形芝居で、舞台の上段下段とに張る二対の幕のうち下段の幕の称。人形遣いはその間にからだを隠し、手だけ差し出して人形をあやつったが、その幕が人形遣いの首切りの高さにあるところからいう。
    1. [初出の実例]「人形まはしして遊べと、挟箱(はさみはこ)よりたたみ家躰(やたい)取組、上幕・つらくし・首落(クビオト)し」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)五)
  4. レスリングの落とし固め技(わざ)の一つ。相手がタックルにきたとき、クオーターネルソンで相手の首をひねってあお向けに倒す技。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 挟箱

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む