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香妃 こうひXiang-fei; Hsian-fei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

香妃
こうひ
Xiang-fei; Hsian-fei

中国,清代の伝説的美女。回部の首長ホジ・ハン (霍集古,小和卓木) の妃。ホジ・ハンはヤルカンドに拠って天山南路を支配していたが,乾隆帝はイリ (伊犂) 将軍兆恵に征討を命じ,ホジ・ハンは乾隆 25 (1760) 年にバダフシャンで殺された。このときの悲話として伝わるもので,香妃とは彼女が生来異香を有したことにちなむ名で,美貌で聞えていた。乾隆帝は彼女を北京に護送させ,自分のものとしようと懐柔し威嚇したが,彼女は常に短剣を持ち帝を寄せつけなかった。乾隆帝の太后は帝の身を案じて,帝の留守の間に香妃を呼び自殺を命じたので,彼女はみずから首をくくって死んだ。その死体には異香が立ちこめていたという。この香妃が実在の人物かどうかきわめて疑問である。

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世界大百科事典内の香妃の言及

【楽劇】より

… ワーグナーと並ぶオペラ作曲家ベルディも,異なる様式で劇と音楽との高度な統一を実現させているが,楽劇の名称は一般に,ワーグナーのほか,フィッツナー,特にR.シュトラウスの作品《サロメ》《ばらの騎士》などに用いられる。日本ではベルリンで学んだ山田耕筰が,帰国後〈日本楽劇協会〉を設立(1919),自らも《堕ちたる天女》《香妃(シャンフェイ)》《黒船(夜明け)》などを作曲している。【土田 英三郎】。…

※「香妃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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