香染(読み)コウゾメ

デジタル大辞泉 「香染」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぞめ〔カウ‐〕【香染(め)】

丁子ちょうじを濃くせんじた汁で染めたもの。黄色味を帯びた薄茶色。→丁子染め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「香染」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぞめカウ‥【香染】

  1. 〘 名詞 〙 丁子(ちょうじ)を濃く煎じて、その汁で染めたもの。黄地赤みを帯びたもの。丁子染。香。
    1. [初出の実例]「かうぞめのひとへ、もしはきすずしのひとへ」(出典:枕草子(10C終)三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android