デジタル大辞泉 「丁子」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐じ〔チヤウ‐〕【丁子/丁字】 1 フトモモ科の常緑高木。芳香があり、葉は楕円形で両端がとがる。筒状の花が房状に集まってつき、つぼみは淡緑色から淡紅色になり、開花すると花びらは落ちる。つぼみを乾燥したものを生薬や香辛料にし、また油をとる。モルッカ諸島の原産で、東南アジアやアフリカなどで栽培。クローブ。2 「丁子油」「丁子頭がしら」「丁子香」「丁子染め」などの略。3 紋所の名。1の実をかたどったもの。4 刀剣の刃文の一。乱れ刃の一種で、チョウジの実を並べたような形状のもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「丁子」の解説 ちょうじ【丁子】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。丁香(ちょうこう)、クローブともいう。フトモモ科チョウジのつぼみを乾燥したもの。殺菌、強壮、胃液の分泌を盛んにするなどの作用がある。打撲、捻挫(ねんざ)などの腫(は)れや痛みをおさえる治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)、更年期障害、月経不順、産前産後の神経症に効く女神散(にょしんさん)、しゃっくりを止める柿蔕湯(していとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報
動植物名よみかた辞典 普及版 「丁子」の解説 丁子 (チョウジ) 植物。フトモモ科の常緑小高木,園芸植物,薬用植物。チョウジノキの別称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報