丁子(読み)チョウジ

  • ちょうじ〔チヤウ〕
  • 丁子 (チョウジ)
  • 丁子/丁字

デジタル大辞泉の解説

フトモモ科の常緑高木。芳香があり、葉は楕円形で両端がとがる。筒状の花が房状に集まってつき、つぼみは淡緑色から淡紅色になり、開花すると花びらは落ちる。つぼみを乾燥したものを生薬や香辛料にし、また油をとる。モルッカ諸島原産で、東南アジアやアフリカなどで栽培。クローブ
丁子油」「丁子頭(がしら)」「丁子香」「丁子染め」などの
紋所の名。1の実をかたどったもの。
刀剣の刃文の一。乱れ刃一種で、チョウジの実を並べたような形状のもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。丁香(ちょうこう)、クローブともいう。フトモモ科チョウジのつぼみを乾燥したもの。殺菌強壮胃液の分泌を盛んにするなどの作用がある。打撲捻挫(ねんざ)などの腫(は)れや痛みをおさえる治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)更年期障害月経不順、産前産後の神経症に効く女神散(にょしんさん)、しゃっくりを止める柿蔕湯(していとう)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

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