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馬上帳 ばじょうちょう

大辞林 第三版の解説

ばじょうちょう【馬上帳】

〔検田使が馬で巡検したことから〕
中世、荘園の検注帳のこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の馬上帳の言及

【検注】より

…他の荘園における検注の実情も,およそ同様であったと推測される。実検の結果がまとめられる検注帳が,しばしば〈馬上帳〉と名づけられ,また検注することを,〈馬の鼻を向ける〉と記した史料が,鎌倉時代にも室町時代にも発見される。このことは,検注遂行に馬の果たす役割がいかに大きかったかを物語るものであろう。…

【検注帳】より

…古代ではしばしば検田帳と呼び,中世では検注帳と称することが多い。検注取帳,正検取帳,実検取帳,検注馬上帳などの名称もある。領有地の支配,租税徴収のための基礎台帳であることに変りない。…

【馬上免】より

…荘園,国衙領において,検注使の立入りが免除された土地。馬上免を含め,〈馬上〉〈馬上検田〉〈馬上帳〉など一連の用語は,検注使が騎馬で巡回し,田畠(でんぱく)を検注したことに由来する。このうち馬上帳は10世紀からみえるが,馬上免は仁安元年(1166)度の飛驒国雑物進未注進状(書陵部所蔵中右記部類裏文書)の得永郷の項に〈一段半馬上免〉とあるのが早い例である。…

※「馬上帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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