駄賃町(読み)だちんまち

日本歴史地名大系 「駄賃町」の解説

駄賃町
だちんまち

[現在地名]佐賀市伊勢町いせまち

伊勢神社のすぐ南を伊勢屋本いせやほん町から分れて東西に並ぶ町である。長崎街道を離れて裏町となっているが、真覚しんかく(浄土宗)の前から左折して点合てんや町に出るようになっている、いわば脇街道筋でもある。嘉永七年(一八五四)の竈帳によれば、実竈数三九。人口は男九七人、女九二人、計一八九人。裏町なので職業に日傭取七竈があり、身分構成では町人竈二一と率が比較的高い。

寛政四年(一七九二)の「佐嘉繁昌記」によれば「駄賃町 北岸川町境橋際より南点屋町境橋迄折廻り九十六間」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む