忠吉(読み)ただよし

精選版 日本国語大辞典の解説

ただよし【忠吉】

[1] 江戸初期の刀工。肥前(佐賀県)の人。鍋島家お抱えの刀鍛冶。姓は橋本。通称、新左衛門。寛永元年(一六二四)武蔵大掾を授けられ忠広と改名。寛永九年(一六三二)没。
[2] 〘名〙 (一)の鍛えた刀。
※浮世草子・男色大鑑(1687)一「肥前の忠吉(タダヨシ)弐尺三寸、同作(どうさく)壱尺八寸の指添(さしぞへ)

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世界大百科事典内の忠吉の言及

【刀鍛冶】より

…しかし,桃山時代になると刀工の分布状態は一変し,新たに発展した城下町や商業都市に刀工は集まり,藩の抱え鍛冶として禄を与えられた刀工も現れた。将軍家の下坂康継,仙台伊達家の国包(くにかね),加賀前田家の兼若,安芸浅野家の輝広,肥前鍋島家の忠吉はその代表的な刀工であり,幕末まで代々その名跡と技術を継承している。1876年の廃刀令により刀鍛冶の歴史は閉じるが,その間,刀工の数は2万4000に達するという。…

※「忠吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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