デジタル大辞泉 「駆け合ふ」の意味・読み・例文・類語 かけ‐あ・う〔‐あふ〕【駆け合ふ】 [動ハ四]1 馬を走らせて、攻めかかる。「同じう死なば、よからう敵かたきに―・うて、大勢の中でこそ打ち死にをもせめ」〈平家・九〉2 駆けつける。「火事などといふ時も―・ひ、物事頼もしく思はせ」〈浮・一代男・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「駆け合ふ」の意味・読み・例文・類語 かけ‐あ・う‥あふ【駆合・懸合】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙① 馬に乗ったり、走ったりして攻めかかる。敵に出会って互いにはげしく攻め合う。[初出の実例]「さてはよい敵ごさんなれ。おなじう死なば、よからう敵にかけあふて、大勢の中でこそ打死をもせめとて」(出典:平家物語(13C前)九)② 走ってやってくる。かけつける。[初出の実例]「新五新六かけあひ、はるかの谷をみれば」(出典:虎明本狂言・文蔵(室町末‐近世初)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例