駆出(読み)かけで

精選版 日本国語大辞典 「駆出」の意味・読み・例文・類語

かけ‐で【駆出】

  1. 〘 名詞 〙 山伏峰入り修行を終わって、山から出ること。特に、この時は、気力体力が充実し、霊力がみなぎっていると信じられていた。かけいで。
    1. [初出の実例]「是は出羽のはぐろさんの山伏でござる。大みねかづらきを致て、只今かけ出でござる」(出典:虎明本狂言・犬山伏(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android