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峰入り ミネイリ

百科事典マイペディアの解説

峰入り【みねいり】

山伏役(えん)行者の跡を慕って奈良県大峰(おおみね)山に登る修験(しゅげん)道の行事。大峰入り入峰(にゅうぶ)とも。精進潔斎ののち,本山(ほんざん)派は熊野から大峰に入って吉野に抜け,当山(とうざん)派は吉野から大峰に入る。

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世界大百科事典 第2版の解説

みねいり【峰入り】

大峰入りの略,入峰(にゆうぶ)ともいう。修験道独特の厳しい修行で,原初形態は葛城山大峰山で苦行し鬼神を駆使したと伝える役小角(役行者(えんのぎようじや))などの山林抖藪(とそう)にみられる。平安時代比叡山に始まる回峰行との関連も考えられるが,熊野三山信仰が盛んとなった平安中期,入末法(1052)前後から埋経の聖地となった吉野金峰山(きんぷせん)を連ねる大峰山を仏・菩薩の曼荼羅とみなし,120宿(現在は75靡(なびき))を備えた山の道で結び,いわゆる〈擬死再生〉の十界修行などを重ねて即身成仏修験者となり,人々を救済しようという峰入りの修行が成立したと思われる。

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大辞林 第三版の解説

みねいり【峰入り】

( 名 ) スル
大峰おおみね入り 」に同じ。 [季] 夏。

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世界大百科事典内の峰入りの言及

【山遊び】より

灌仏会と結合している点も多いが,元来は農事開始に先だって,山から祖霊なり田の神なりを迎えてきて祭ることを目的としたものだと解釈されている。また,山伏の春の峰入りは,このような山籠の信仰を背景にしたものかともいわれている。歌垣毛(もう)遊び【田中 宣一】。…

※「峰入り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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