日本歴史地名大系 「駒井沢村」の解説 駒井沢村こまいざわむら 滋賀県:草津市駒井沢村[現在地名]草津市駒井沢町集(あつまり)村の北東、川原(かわら)村の北に位置し、中(なか)ノ井(い)川が流れる。集落は同川右岸に沿い、西は集村の集落に続く。近世初期は沢村と称された。「栗太郡志」によれば古くは駒井庄沢村と称されていたが、略して駒井沢となったという。村境には南四ノ坪・四ノ坪・北四ノ坪などの条里数詞坪地名が残る。元亀三年(一五七二)駒井沢惣代は一向一揆に内通しない旨の起請文を出している(→草津市)。天正八年(一五八〇)九月一七日の芦浦観音寺寺領目録(芦浦観音寺文書)に駒井郷八石三斗とある。慶長四年(一五九九)駒井中村の二〇〇石が大野半左衛門領となった(毛利家文書)。寛永石高帳に沢村とみえ高五二二石余、幕府領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by