駕洛国記(読み)からこっき

改訂新版 世界大百科事典 「駕洛国記」の意味・わかりやすい解説

駕洛国記 (からこっき)

朝鮮古代の金海加羅国とその後の歴史を点描した高麗初期の歴史書。別名〈駕洛記〉。知金州事の金良鎰により1076年に編纂。《三国遺事》巻二所収の〈駕洛国記〉は,その抄録。この記事から11世紀の金海邑の邑祭では,始祖王の降臨神話や始祖王后の海洋渡航神話による神事が行われていたことが知られる。そのほか金海加羅国の歴史や新羅・高麗初期の金海邑の行政・経済関係の記事があり,地誌としても重要である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む