駿府加番(読み)スンプカバン

デジタル大辞泉 「駿府加番」の意味・読み・例文・類語

すんぷ‐かばん【×駿府加番】

江戸幕府職名大名旗本が勤務した番役で、駿府城外の警衛任務とした。

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精選版 日本国語大辞典 「駿府加番」の意味・読み・例文・類語

すんぷ‐かばん【駿府加番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府が大名・旗本に課した警備役。大名一名、五千石以上の旗本二名が駿府城に在番して、駿府城代以下の諸役を助ける。

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世界大百科事典(旧版)内の駿府加番の言及

【加番・加役】より

…勤番中役高の四ッ物成(租率40%)相当の合力米が給された。駿府加番は万石以上1人(大加番),5000石以上の寄合2人(平加番)の3員。毎年9月に交代した。…

【番】より

…このうち,大番は二条・大坂の各在番(2組ずつ,毎年二条は4月,大坂は8月の交代),書院番は駿府の在番(1組,毎年9月の交代)をも任務とした。このほかには,無役の大名の勤める大坂加番(4人,毎年8月の交代),おなじ大名・旗本の勤める駿府加番(3人,毎年9月の交代)などがあった。加番・加役【北原 章男】。…

※「駿府加番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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