騒騒(読み)さいさい

精選版 日本国語大辞典 「騒騒」の意味・読み・例文・類語

さい‐さい さゐさゐ【騒騒】

〘副〙 物が揺れ動き、さわさわと鳴るさまを表わす語。さわさわと音をたてるさま。さえさえ。さわさわ。
万葉(8C後)四・五〇三「玉衣の狭藍左謂(さゐサヰ)しづみ家の妹にもの言はず来にて思ひかねつも」

さえ‐さえ さゑさゑ【騒騒】

※万葉(8C後)一四・三四八一「あり衣の佐恵佐恵(サヱサヱ)しづみ家の妹に物言はず来にて思ひ苦しも」

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デジタル大辞泉 「騒騒」の意味・読み・例文・類語

さえ‐さえ〔さゑさゑ〕【騒】

[副]さいさい(騒騒)」に同じ。
「ありきぬの―しづみ家の妹に物言はずにて思ひ苦しも」〈・三四八一〉

さい‐さい〔さゐさゐ〕【騒】

[副]物が揺れ動いてさわさわと音を立てるさま。
玉衣たまぎぬの―しづみ家の妹にもの言はず来にて思ひかねつも」〈・五〇三〉

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普及版 字通 「騒騒」の読み・字形・画数・意味

【騒騒】そうそう

いそがしいさま。

字通「騒」の項目を見る

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