骰子は投げられた(読み)さいはなげられた(その他表記)Jacta est alea. (ラテン)

山川 世界史小辞典 改訂新版 「骰子は投げられた」の解説

「骰子は投げられた」(さいはなげられた)
Alea jacta est

ギリシア喜劇詩人メナンドロスの詩の一部カエサルが前49年1月ルビコン川を渡り,内乱に身を投じたときに吐いた句といわれる。決断をするときの常套句

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旺文社世界史事典 三訂版 「骰子は投げられた」の解説

骰子は投げられた
さいはなげられた
Jacta est alea. (ラテン)

古代ローマの政治家カエサルの言葉
前49年元老院の帰国命令を受けたガリア総督カエサルが,政敵ポンペイウスを討つため,禁を犯してルビコン川を渡ったときに言った。「断固前進あるのみ」という意味

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とっさの日本語便利帳 「骰子は投げられた」の解説

「骰子は投げられた」

前四九年、ポンペイウスとの対決不可避を悟ったカエサルが、軍を率いてガリアからローマを目指して南下し、境をなすルビコン川を渡る時にいったとされることば。決断を下したからには後は実行あるのみの意。

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