決断(読み)けつだん

精選版 日本国語大辞典 「決断」の意味・読み・例文・類語

けつ‐だん【決断】

〘名〙
① 心をはっきりと決めること。きっぱりと断を下すこと。
続日本紀‐養老六年(722)七月己夘「尺牘案文、未決断
舞姫(1890)〈森鴎外〉「此答はいち早く決断して言ひしにあらず」 〔史記‐淮陰侯伝〕
② 事の是非、善悪正邪などを判断し裁決すること。
正法眼蔵(1231‐53)洗面「いはゆる諸法の辺際いまだ決断せず」 〔新唐書‐百官志〕

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デジタル大辞泉 「決断」の意味・読み・例文・類語

けつ‐だん【決断】

[名](スル)
意志をはっきりと決定すること。「決断を迫られる」「転職決断する」
正邪善悪を判断・裁決すること。
「直に訴へを聞こし召しあきらめ、理非を―せられしかば」〈太平記・一〉
[類語]決定判断断定英断即断速断勇断独断専断明断決心決意

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普及版 字通 「決断」の読み・字形・画数・意味

【決断】けつだん

心を定める。〔史記、淮陰侯伝〕人を相するの、~貴賤骨法に在り。憂喜は容色に在り。敗は決斷に在り。此れを以て之れを參(かんが)ふるに、に一を失はず。

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デジタル大辞泉プラス 「決断」の解説

決断

日本のテレビアニメ。放映は日本テレビ系列(1971年4月~9月)。制作タツノコプロ
②日本の歌謡曲。①のオープニング曲。作詞:丘灯至夫作曲古関裕而。1971年発売。

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