高名帳(読み)コウミョウチョウ

デジタル大辞泉 「高名帳」の意味・読み・例文・類語

こうみょう‐ちょう〔カウミヤウチヤウ〕【高名帳】

合戦手柄を立てた者の名を書き留めた帳簿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高名帳」の意味・読み・例文・類語

こうみょう‐ちょう カウミャウチャウ【高名帳】

〘名〙 合戦などで、てがらをたてた者の名を書きしるす帳面
甲陽軍鑑(17C初)品一一「被官の取たる頸などを、高名帳(カウミャウチャウ)にのせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高名帳の言及

【高名】より

…功名ともいう。これを記録した帳簿を高名帳といった。一般に,敵の首級とともに,その所持品,冑,刀などの武具を戦利の証拠として奪うことを分捕(ぶんどり)高名といった。…

※「高名帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android