高塩素血症(読み)こうえんそけっしょう(その他表記)hyperchloremia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高塩素血症」の意味・わかりやすい解説

高塩素血症
こうえんそけっしょう
hyperchloremia

塩素過剰血症,高クロル血症ともいう。血漿中の塩素濃度が正常上限の 110mEq/lを上回った状態をいう。原因としては,(1) 過剰の食塩摂取,(2) 脱水症など体内水分の極端な不足,(3) 呼吸性アルカローシスを起す過呼吸症候群,(4) ネフローゼ慢性腎炎腎盂腎炎などによる腎臓からの塩素の排泄減少,(5) そのほかに利尿剤投与,クッシング症候群原発性アルドステロン症などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む