たか‐ちょう‥チャウ【高帳】
- 〘 名詞 〙
- ① 江戸時代、郡代・代官の管轄地の村高を郡別に記した帳簿。
- [初出の実例]「高帳之儀大切之事候間、入渡有レ之度々高帳改へ書付被二相渡一」(出典:日本財政経済史料‐四・官制・勘定所職制・御勘定組頭・享保八年(1723)八月日)
- ② 江戸時代、一万石以下の旗本御家人の知行所または諸国寺社領の石高を記した帳簿。
- [初出の実例]「此度御国改に付、諸国寺社領之分〈略〉高帳取集め」(出典:日本財政経済史料‐八・官制・勘定所職制・雑・天保三年(1832)七月日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の高帳の言及
【高】より
…したがって分米と石高の意味する内容は同じであり,分米何石何斗といえば比較的小規模の部分石高を表し,高何石何斗といえばほぼ村高規模以上の石高を表した。郡村名や村高を列記した帳簿を〈高帳〉といった。村高に編入することを〈高に結ぶ〉あるいは〈高結(たかむすび)〉〈高入〉などといった。…
※「高帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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