高橋 本吉(読み)タカハシ モトキチ

20世紀日本人名事典 「高橋 本吉」の解説

高橋 本吉
タカハシ モトキチ

大正期の政治家 衆院議員。



生年
明治6年2月17日(1873年)

没年
大正9(1920)年11月26日

出生地
秋田県鷹巣町

学歴〔年〕
東京高等師範学校卒,プリンストン大学卒

学位〔年〕
マスター・オブ・アーツ

経歴
小学校時代の師・内藤湖南に大きな影響を受けた。のち上京して、東京高等師範学校を卒業し、早稲田中学教師を経て、農商務省に入る。35年同省の実習生として渡米し、プリンストン大学でマスター・オブ・アーツの学位を取得。帰国後、南満州鉄道社員となったのを皮切りに、関東総督府秘書官やジャーデン・マジソン商会大連出張所主任、南満州太興合名会社など職を転々とした。この間、キリスト教徒としても活動し、東京富士見教会の長老に推された。6年には衆院議員に当選し、9年の総選挙でも再選。政友会の幹事として原敬首相の信任も厚く、9年11月原の命を受けて日米問題調査のためアメリカに渡るが、シアトル到着後間もなく急死した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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