高浜原発と運転差し止め

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高浜原発と運転差し止め

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)は1985年に営業運転を開始した。避難計画策定が必要な半径30キロ圏には福井県だけでなく滋賀県や京都府の一部を含む。東京電力福島第1原発事故後に再稼働や運転の是非が争われ、福井地裁は2015年4月に再稼働差し止めの仮処分決定を出したが、関電の異議で同年12月に覆った。半径約70キロまでの範囲に住む滋賀県の住民が申し立てた2度目の仮処分で大津地裁が昨年3月に運転差し止めを決定。その後法的に運転できない状態が続き、関電は2基の核燃料を取り出した。40年超の運転を目指す1、2号機は、原子力規制委員会が運転延長を昨年認可した。

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