高知よさこい祭り(読み)こうちよさこいまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高知よさこい祭り」の意味・わかりやすい解説

高知よさこい祭り
こうちよさこいまつり

高知県高知市で毎年 8月9~12日に行なわれる市民参加の祭り。市内 10ヵ所の競演場と 7ヵ所の演舞場で,参加団体が,手にした鳴子を打ち鳴らしながらよさこい踊りを披露する。1954年に経済復興を目的として,高知商工会議所が中心となって始めた。よさこい踊りは本来お座敷芸であったが,1950年の南国高知産業大博覧会でそれを手直しした新しい踊りが披露され,第1回目でよさこい鳴子踊りが登場した。鳴子を鳴らしながら前進して踊るという決まりがあるだけで,踊り方や衣装は各団体の自由となっている。また,地方車(じかたしゃ)と呼ばれる飾り車に乗る囃子音頭も,1954年に地元在住の作曲家,武政英策がつくった『よさこい鳴子踊り』のフレーズがどこかに入っていれば,どのような曲を使用してもよいことになっている。9日は前夜祭で花火大会などがあり,10,11日が本祭りで各所での踊り披露と競技会が行なわれ,12日は後夜祭として受賞団体による競演がある。(→YOSAKOIソーラン祭り

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