最新 地学事典 「高縄石」の解説
たかなわせき
高縄石
takanawaite-(Y)
化学組成Y(Ta, Nb)O4の鉱物。単斜晶系,空間群I2/a,格子定数a0.53182nm, b1.09583, c0.50595, β94.993°,単位格子中2分子含む。褐色,ガラス光沢,板状結晶,モース硬度5.5,比重6.97。花崗岩ペグマタイトから産出し,放射性元素を含みメタミクト状態にあるが,加熱により構造は回復。YTaO4−YNbO4系にはT相,M相,M’相があり,Ta/Nb比と温度で出現する相が変化。高縄石はY(Ta, Nb)O4組成のM相に相当。名称は発見地の愛媛県高縄山にちなみ,学名には主成分となる希土類元素も組み込まれる。
執筆者:浜根 大輔
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

