鬢差し(読み)びんさし

精選版 日本国語大辞典 「鬢差し」の意味・読み・例文・類語

びん‐さし【鬢差・鬢挿・鬢指】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代女性が髪を結う時に鬢をふくらませるために中に入れたもの。鯨鬚(くじらひげ)や細い鉄線などで作り、弓のように張って用いた。びんはり。
    1. [初出の実例]「奴の凧に鳶の八分、鬢指(ビンサシ)が出て」(出典洒落本・無量談(1771))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android