鬼室集信(読み)きしつ しゅうしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鬼室集信」の解説

鬼室集信 きしつ-しゅうしん

?-? 百済(くだら)(朝鮮)の官吏
百済再興をめざした鬼室福信一族で,7世紀半ばに鬼室集斯(しゅうし)らとともに来日し,近江(おうみ)(滋賀県)蒲生(がもう)郡にすんだとおもわれる。医薬に精通し,天智(てんじ)天皇10年(671)大山下(だいせんげ)の位をさずけられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「鬼室集信」の解説

鬼室集信

生年生没年不詳
百済滅亡(660)ののち,来日した百済人。百済復興に尽力した鬼室福信(663年,余豊璋に斬殺された)の一族と思われるが,未詳。天智10(671)年1月,大山下の位を授けられたが,『日本書紀』には「医薬に詳しい」と記されている。

(清田善樹)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む