魂結(読み)たまむすび

精選版 日本国語大辞典 「魂結」の意味・読み・例文・類語

たま‐むすび【魂結】

  1. 〘 名詞 〙 霊魂身体から遊離していくのを鎮(しず)めとどめる呪術衣服一部を糸で結ぶこと。また、衣服の紐を結ぶこと。
    1. [初出の実例]「思ひあまり出でにし魂のあるならん夜ふかく見えばたまむすびせよ」(出典:伊勢物語(10C前)一一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android