魚見御厨(読み)うおみのみくりや

日本歴史地名大系 「魚見御厨」の解説

魚見御厨
うおみのみくりや

「神宮雑例集」に内宮領として魚見東御園・新御園の名がみえ、鎌倉期の魚見御園がすでに東・西および新御園に発展分化していることがわかる。「神鳳鈔」にも同様に東御園および新御園の名がみえる。「内宮引付」文明四年(一四七二)一〇月一〇日付の内宮荒祭宮役人等言上状には、「欲早任先規傍例、被成下連署御庁宣、捧国司御方、預厳密御成敗、全神宮徴納、備御饌米、遂行神事、専御祈祷、当宮御穀料所魚見御厨内新土田地二町有余間事」とあり、魚見御厨内新土田地二町有余が内宮荒祭宮の御穀料所とされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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