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御園 ミソノ

デジタル大辞泉の解説

み‐その【御園】

園を尊んでいう語。
「青々たる春の柳、―に種(う)ゆることなかれ」〈読・雨月・菊花の約〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

みその【御園】

そのを敬っていう語。
神社所有の荘園で、供饌ぐせんのための野菜・果実などを献納する領地。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御園
みその

古代、中世に存した伊勢(いせ)の神宮神領の一種のこと。本来は神に供える野菜類を栽培する土地のことであり、現在も三重県伊勢市二見(ふたみ)町溝口に1万9969平方メートルの神宮御園に、神に供える季節に応じた野菜、果物を多種にわたり栽培している。それとは別に古く律令(りつりょう)体制の崩壊とともに、神宮経済を支えた神郡・神戸(じんこ)(かんべ)の制にも変化を生じ、神宮祠官(しかん)の手によりいわば自墾地系の神領が開発され、それを御厨(みくりや)、また御園と称した。この場合、御厨、御園の実質的な区分はほとんどなかった。また古代末期よりは豪族領主層、さらに武士団などよりの寄進地系御厨、御園が増加して全国各地に及び、鎌倉幕府はそれをよく安堵(あんど)した。しかし、中世末にはそれも奪略されて崩壊、近世は朱印領によった。[鎌田純一]

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