日本歴史地名大系 「魚躬村」の解説 魚躬村うおのみむら 富山県:滑川市魚躬村[現在地名]滑川市魚躬、富山区水橋魚躬(みずはしうおのみ)高月(たかつき)村の南西、上市(かみいち)川の河口東岸に位置し、北は富山湾に面しているが、現在の同川は魚躬地内を流れる。北端を海岸線に沿って北陸街道が通る。康治元年(一一四二)一〇月日の宮道季式寄進状(祇園社記)によると、新川(にいかわ)郡内の「伊遠乃見村」などが松室法橋に寄進されており、伊遠乃見(いおのみ)村は当地付近に比定される。正保郷帳では高五三六石余、田方三五町二反余・畑方五反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高四八六石、免五ツ一歩、小物成は鮭役二七匁余(出来)であった(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by