鯨帯(読み)クジラオビ

精選版 日本国語大辞典 「鯨帯」の意味・読み・例文・類語

くじら‐おびくぢら‥【鯨帯】

  1. 〘 名詞 〙 ( もと片側黒繻子、片側が白布などで、あたかも鯨の皮と肉、また背と腹の黒と白に似ているところから ) 表と裏の布の違う帯。昼夜帯。両面帯。
    1. 鯨帯〈室町源氏胡蝶巻〉
      鯨帯〈室町源氏胡蝶巻〉
    2. [初出の実例]「汐ふくや汗のうら衣の鯨帯〈遊水〉」(出典:俳諧・題林一句(1683)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鯨帯の言及

【帯】より

…( 図)腹合せ帯長さ4m,幅30.5cmに芯を入れて毛抜(けぬき)仕立てとし両面使用できる。片面を黒繻子とした昼夜(ちゆうや)帯(鯨帯とも)は江戸中期から大正時代まで丸帯とともに女帯の代表であった。両面をやわらかい塩瀬羽二重などで仕立てたものは帛紗(ふくさ)帯と呼んだ。…

※「鯨帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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