鱸(漢字)

普及版 字通 「鱸(漢字)」の読み・字形・画数・意味


27画

[字音]
[字訓] すずき

[字形] 形声
声符は盧(ろ)。呉中松江の名産で、〔晋書、張伝〕に、斉王竦(しよう)が秋風によって呉中の鱸魚の膾(なます)を思い、官をやめて東帰した話をのせる。わが国の島根県松江も、鱸を産するので、呉中松江の名をとったという。

[訓義]
1. はぜに似た魚。
2. わが国では、すずき。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕鱸 須受(すずき)〔和名抄〕鱸 崔禹經に云ふ、鱸、貌は鯉に似て鰓(あぎと)大きく開きたるなり。須々(すずき)〔名義抄〕鱸 スズキ

[熟語]
鱸膾・鱸魚・鱸
[下接語]
膾鱸・銀鱸・思鱸・鱸・碧鱸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報