鳥居清峰(読み)とりい きよみね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥居清峰」の解説

鳥居清峰(2代) とりい-きよみね

1836-1867 幕末浮世絵師
天保(てんぽう)7年生まれ。2代鳥居清満(きよみつ)に師事し,安政ごろから作画。のち師の養子となり2代清峰を襲名した。慶応3年10月9日死去。32歳。初名は清行。通称は米次郎,半三郎。

鳥居清峰(初代) とりい-きよみね

鳥居清満(とりい-きよみつ)(2代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鳥居清峰の言及

【鳥居派】より

…浮世絵の一流派。元禄年間(1688‐1704)から現代に至るまで約300年間,歌舞伎界と密接な関係を保ち,芝居絵,役者絵を専業として家系をつないだ。劇場の絵看板(看板絵)や番付絵,役者姿絵の版画などは,いずれも演目と配役が決まりしだい上演に先立って作画にかかる必要があり,芝居にくわしく歌舞伎界のしきたりに通じていなくては難しい領域であった。鳥居派は役者出身の清元を元祖とするように,因襲的な劇界と関係深く,また草創期の清信,清倍(きよます)が芝居絵に適した独自の様式を確立したこともあずかって,ながく劇界専属の地位を独占し他派の介入をほとんど許すことがなかった。…

※「鳥居清峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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