鳥屋神社(読み)とやじんじや

日本歴史地名大系 「鳥屋神社」の解説

鳥屋神社
とやじんじや

[現在地名]斐川町鳥井

鳥井とりいの東方に位置する。建御名方命・大己貴命・少彦名命・事代主命を祀り、旧村社。「出雲国風土記」の出雲郡鳥屋社、「延喜式」神名帳の鳥屋神社、「雲陽誌」の鳥屋神社に比定される。「出雲神社巡拝記」には諏訪大明神と記される。国譲り神話に、建御名方命が投げた千人力の岩が鳥屋の里に落ち、その岩の上に神社が造営されたという。文政七年(一八二四)の有高輪切帳写(県立図書館蔵)土屋とや大明神御供田として中田八畝六歩があげられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android