鳥曇(読み)トリグモリ

デジタル大辞泉 「鳥曇」の意味・読み・例文・類語

とり‐ぐもり【鳥曇(り)】

春、渡り鳥が北へ帰る頃の曇り空。 春》「ゆく春に佐渡越後の―/許六

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精選版 日本国語大辞典 「鳥曇」の意味・読み・例文・類語

とり‐ぐもり【鳥曇】

  1. 〘 名詞 〙 春、雁・鴨などの渡り鳥が北に帰る頃の曇り空。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「鳥曇 暁の雲にはあらで中空に一筋くもるあぢのむら鳥」(出典:俳諧・懐子(1660)一五)

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