鳥越山観音堂(読み)とりごえやまかんのんどう

日本歴史地名大系 「鳥越山観音堂」の解説

鳥越山観音堂
とりごえやまかんのんどう

[現在地名]一戸町鳥越 鳥越山

眺望絶佳で紅葉の名所として知られる鳥越山にあり、高さ約五〇メートルの集塊岩の絶壁中腹に約一六平方メートルの洞窟があり、慈覚大師のなた彫と伝える像高七〇センチの観音像が祀られる。鳥越観音として知られ、糠部三十三観音の第二九番札所で、第三番札所ともされる。寛保三年(一七四三)の「奥州南部糠部順礼次第」に「福岡ヨリ道中大難所、岩屋ヘハ梯子ニテ登ル、シリクイ坂ト云。別当東福院ト云、知行三石」とある。「邦内郷村志」では慶長七年(一六〇二)盛岡藩主(二代)南部利直より三石を賜り、同四代重信により寛文一二年(一六七二)再興されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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