日本歴史地名大系 「鳥越神社」の解説 鳥越神社とりごえじんじや 東京都:台東区旧浅草区地区浅草元鳥越町鳥越神社[現在地名]台東区鳥越二丁目蔵前橋(くらまえばし)通の北側にある。旧郷社。祭神は日本武尊を主神とし、相殿に天児屋根尊・徳川家康(東照宮)を祀る。江戸時代末までは鳥越明神社と号した。日本武尊が東国平定の途次、しばらく白鳥(しらとり)村とよばれていたこの地にとどまったことから、白雉二年(六五一)白鳥山とよばれた山上に日本武尊を祭神とする白鳥明神が祀られた。平安時代に源義家が奥州遠征の途次に当地を訪れた際、この付近には内海が広がり対岸へ渡る浅瀬も見つからなかったが、一羽の鳥に導かれ無事越えることができたため、白鳥明神を鳥越明神と改めたと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by