鳴き旧す(読み)ナキフルス

デジタル大辞泉 「鳴き旧す」の意味・読み・例文・類語

なき‐ふる・す【鳴き旧す】

[動サ四]何度も鳴いて珍しさを感じなくさせる。
「昔より―・しつつほととぎすいくその夏を声にたつらむ」〈古今六帖・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「鳴き旧す」の意味・読み・例文・類語

なき‐ふる・す【鳴旧】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 幾度も鳴いてその鳴声の耳新しさをなくす。
    1. [初出の実例]「こぞの夏なきふるしてし郭公それがあらぬかこゑのかはらぬ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)夏・一五九)

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