鵜多須村(読み)うたすむら

日本歴史地名大系 「鵜多須村」の解説

鵜多須村
うたすむら

[現在地名]八開村開治かいじ 鵜多須

北は柿木島かきのきじま(現中島郡)、南は二子ふたご村に接する佐屋さや川沿いの村で、鵜多須代官所の所在地として知られた。「徇行記」によれば、概高一千二三石余は一円蔵入地。田は一二町一反三畝余、畑は四一町七反余。「寛文覚書」に戸数九四、人数五二三とある。「徇行記」に「此村落ハ佐屋川堤傍ニアリ、二本松・松塚・中山ト三区ニ分レリ、二本松ハ牧川用水ノ東ニ農屋建ナラヒ、松塚ハ村ノ中央ニアリ、中山ハ用水西佐屋川傍ニアリ、此村ハ高ニ准シテハ戸口少ク、細民ハカリニテ貧村ナリ」とあり、一向宗東派の了慶りようけい寺を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む