鶴の巣籠もり(読み)ツルノスゴモリ

デジタル大辞泉 「鶴の巣籠もり」の意味・読み・例文・類語

つる‐の‐すごもり【鶴の巣籠もり】

囲碁で三子並んだ石が、相手方駄目が詰まった形で囲まれ、三手開いているのにどうしても逃げられない状態。

尺八曲の一。同名異曲が多いが、いずれも親鶴が子を育てて別れるまでの喜びや悲しみを主題とする。琴古きんこでは「巣鶴鈴慕そうかくれいぼ」という。
胡弓曲こきゅうきょくの一。江戸中期に江戸の藤植検校ふじえけんぎょう作曲。ひな鶴や松風を歌っためでたい歌詞で、手事てごとで鶴の声を模して聞かせる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android