精選版 日本国語大辞典 「手事」の意味・読み・例文・類語
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日本音楽用語。一般用語では「手管(てくだ)」「手練(てれん)」などと同義で、「手毎」とも書かれたが、音楽用語として現在では地歌・箏曲(そうきょく)の楽曲中、歌の途中に挟まれる器楽的なまとまりのある長い間奏部分をさす。手事部分に比重を置く曲を「手事物」といい、「手のもの」「手もの」などと称する場合もある。
江戸時代には「手琴」「曲節」などとも書かれ、「手」そのものを意味したり、三味線組歌や長歌(ながうた)などの三絃(さんげん)曲の古典的な曲種の総称であったが、しだいに『砧(きぬた)』『すががき』などの純器楽曲をさすようになり、長唄・端唄(はうた)などのうちその間奏部分の独立性・器楽性の高い楽曲をも含める語となった。もっとも単純な手事物の構成は、前歌―手事―後歌で、初期には段構成をとる手事もあり、さらにはその前後にマクラ(導入部)やチラシ(終結部)をもつ手事もできた。寛政(かんせい)(1789~1801)ごろから大坂で「手事物」という分類がなされ、『残月』『越後獅子(えちごじし)』のような三絃の手事物の名曲もつくられた。三絃と箏の合奏が高度に発達するとともに、手事が2回以上現れる複雑なものも生まれたが、この傾向はとくに化政(かせい)(1804~30)以降の京都で顕著になり、「京風手事物」「京流手事物」と称され、『八重衣(やえごろも)』『四季の眺(ながめ)』などの名曲が生まれた。
[谷垣内和子]
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