鶴沢重輝(読み)ツルザワ ジュウテル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鶴沢重輝」の解説

鶴沢 重輝
ツルザワ ジュウテル


職業
女義太夫三味線

本名
石田 千代

生年月日
明治45年 6月1日

出生地
京都府 京都市西陣

経歴
6歳で義太夫を習い始め、大阪に転居後昭和4年文楽三味線の4代目鶴沢重造に入門。5年17歳の時、重輝の名をもらいプロとして女義太夫の道に。結婚後一時中断するが、夫を亡くした後3人の男の子との生計を支えるため三味線を教える。22年文楽の10代目竹沢弥七に師事し、修業。55年重要無形文化財義太夫節保存会総合指定保持者に。59年頃から東京にも赴き、国立演芸場の定例演奏会に出演するほか若手の指導にあたった。

没年月日
平成6年 9月5日 (1994年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android